シンガポール


実を言うとシンガポールはすぐ隣の国だし出張でちょくちょく行っていて、マレーシアに居るとあんまり海外旅行という実感はない。でも何度か行ったうちの、クルマでの行き方を綴った「ドライブ編」と、出張の空いた日にひとり歩きを楽しんだ「ひとり歩き編」は読んでいる方にもご参考になるかもしれないのでご紹介しようと思う。

 

2002年1月1日 シンガポール・ドライブ旅行

  • 年末からシンガポールへクルマで行って来た。
    ジョホール・バルまでは仕事でも運転したことがあったので何も問題なく行けたが、 無事出国したあと、シンガポール側で色々と手間取ってしまった。 まず入国カードを持っていなかったため(もらう場所があったかどうか未だに不明)、 Immigrationを過ぎたところで入国カードに記入してパスポートを再提出。 ようやく手続きが終わると今度はAutopassというものを購入しないとシンガポールは運転できないということで、それを購入。その際もマレーシアのRoad Taxを持っていくのを知らず並んでいる人を見て再度クルマに取りに行く。
    ようやくAutopassを買えたが、それとは別に街中を走るのに必要なERP (日本でいうところのITS) というものがあり、それを借りにモービルのガソリンスタンドへ。 ここの場所はパンフに住所は出ていたのだが、はっきりした地図がなく半分カンで探し当てた。 ただの寂れたガソリンスタンドで中に入って聞くまでそこでレンタルしてるとは思えなかったが、 おばちゃんが色々と教えてくれてようやく解決。

    さてそれらが解決してみると、シンガポールはとても走りやすいところだった。なんと言っても 看板が英語なのがわかりやすくて最高。 そして高速道路名も地図にある略称が必ず書いてあるのでわかりやすい。 また看板もマレーシアの道路のように急に出てくるのではなくて、段階的に1km手前、500m手前と出てくるので見落とすことがない。
    また街中の駐車場の支払いに結構Autopassが使えて(逆に言うとないと駐車もできないのだが) 非常にシステム化されていることが印象的であった。 また道路は整備されていて緑が美しい。(マレーシアは道路を掘り返して途中で放ったらかしというのが多い)
    同じ多民族国家ですぐ隣のマレーシアと、「政府が違うとこうも違うのか」と改めて感じた。 シンガポールというところは良くも悪くもきちんきちんとシステム化されていて非常に合理的で便利。ただきちっとしすぎていて息が詰まる面もあるのかもしれない。 「てーげー」なマレーシアにホッとするところもあるかも。

    さて、宿泊したのは奮発してRitz-Carton Millenia Singaporeだったが、 良かったのは名物の夜景が眺められるバスととてもとてもおいしかったHigh Teaだけで あとはちょっと「これがRitz-Carton?」って感じでがっかりだった。
    何よりも「Look JTB」の団体客をとっていることが信じられなかった。それだけでもパーソナルなRitz-Cartonの雰囲気が崩れてしまっているし、その上レストラン等によっては僕たちも同じ日本人ということで 団体客の一部のように扱われてしまって(座る席等)、良い気分がしなかった。
    これは元々そうであったのか、9.11以降客が減って仕方なく団体をとるようになったのか不明だが、 少なくとも相当のディスカウントがないと高いおカネを出してまでここに泊まる値打ちはない。

    New Year Eveには中華レストランでディナーを取ったが、味のほうもまあまあというレベルで KLのRitz-Cartonの中華の素晴らしさに比べると値段ばかり高いという印象。 New Yearの時期に泊まっていろいろと条件は悪かったのだろうが、ここのホテルには 1度泊まれば十分という印象しか残らなかった。

    最高級レベルのチェーンでも、やっぱりRitz-CartonよりもFour Seasonsの方が良いのだろうか? まさかFour Seasonsで団体を取るなんて話は聞かないし。

    今回はJuron BirdparkSingapore Discovery Centerに行ったがどれもなかなか楽しませるように工夫されていてなかなか面白かった。こういう面は本当にシンガポールは良くできている。去年行ったSentosaZooNight Safariもそうだった。おかげで子供たちも大喜びであった。
    ->参考資料:京都大学霊長類研究所によるナイトサファリのリポート(専門家の観点ですごく面白い!)

    ただ僕が10年前に行って面白かったと思っていたHaw Par Villaは何故か何のアトラクションもやっておらず、ただ極彩色の中国風人形を暑い中見ただけで20年前に香港で行ったタイガーバームガーデンを思い出した。

    いずれにしろこういったレクリエーション施設もきちっと楽しませるようにできているところはシンガポールらしい。
    クルマだとけっこう子供たちも寝てくれるし、運転のキツさはあるけれど総合的に考えてなかなか良かった。次回もまたクルマで行くとするか。

 

 

 

 

(2001年12月29日-2002年1月1日・YANAパパ)

 

2003年3月4日 シンガポールひとり歩き

  • シンガポールに3日間、出張だったのだがマレーシアの休日に当たる今日前泊だったので午前中にシンガポールに飛び、まずは空港近くのChangi PrisonのChapel & Museumを見た。今回は、この休日にまだシンガポールで行っていない場所に行ってみようと思ったのだ。ここは戦争中捕虜収容所のあったところだ。加害者の側でここを見学するというのは居心地が悪い。だが戦争の跡というのはどこもこういうものだ、ベトナムにしろヒロシマにしろ。日本人が悪い、アメリカ人が悪いということではなく戦争が悪いということ。できるだけ戦争をしないようにしたいものだが現実は今にもイラクで戦争が始まろうとしている。

    その後会社の近くのニューオータニにチェックインしたあと、最初ニューオータニからFort Canning Parkに歩いて上がった。英国を思わせるとても整った公園で中にある英国軍司令本部跡The Battle Boxは日本軍に攻められる緊迫感が味わえて面白いところだ。敵が迫ってくる緊迫感・恐怖感と、しかしそれが日本軍でありどんどん進軍している痛快さとが入り混じったフクザツな気分。





    Fort Canning Parkから街へ降りていくとそこにSingapore History Museumがある。建物そのものがビクトリア様式で素晴らしい。ここでも3D映画があった。以前行ったDiscovery Centreにも3D映画があったがシンガポーリアンは好きなのだろうか。ただこのシンガポールの歴史を描いた短い映画は日本軍の侵攻から始まる。攻められる側の立場で描かれるとどうもフクザツな気分。






    歩いてちょっと行ったSingapore Art Museumも元学校をモダンに改装した素晴らしい建物。こういうところはシンガポールは本当に上手に整備している。これに比べるとマレーシアはまだまだだ。最後にAsian Civilisation Museumを見てホテルに戻る。これだけ行くと久々にかなり歩いた。歩数計によると18000歩、9.5kmになった。

    夜はホテル近くのClark Queyをブラブラしたがここも非常によく整備されていて散歩には楽しいところ。

    とにかく何もかもが整備されている街、それがシンガポールである。例えそれによって住んでいる人たちが少々息詰まるものであっても。

 










(2003年3月4日・YANAパパ)

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